熱中症の重症度と予防のご紹介

毎日暑い日が続いています。
ニュースでは、災害級と日々聞くようになりましたね。

特に注意が必要なのは、治療中の疾患のある方、高齢の方と小さな子どもです。またベビーカーや幼児は、地面から近い為、大人の体感温度と+2〜3℃高いと考えます。

熱中症の重症度の3段階を下記にまとめました。(日本救急医学会)

I度:めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉の硬直(こむら返り)など
  対処)応急処置(体表の冷却、経口での水分とナトリウム補給など)、見守り→改善なければ医療機関へ

Ⅱ度:頭痛、嘔吐、下痢、倦怠感、虚脱感など
  対処)医療機関へ

Ⅲ度:意識障害、痙攣など
  対処)入院加療、集中治療

推奨される水分摂取方法の一つをご紹介します。試合前のアスリートも実践する「ウォーターローディング」です。
これは、喉が渇いていなくても計画的に摂取することで、からだが常に水分で満たされた状態を保つ方法です。具体的には、コップ1杯150〜200mlを6〜8回、1日トータル※2Lの摂取を目安とします。(食事の水分量を含む)
※体調や運動量などにより、追加が必要

ついイライラしがちな暑さですが、気配り、心配りをしながら、みんなで注意してこの暑さを乗り切りましょう。

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