今日、朝、京都大学名誉教授の福島雅典先生のインスタを投稿しました。これほどまでに熱く、情熱を持って公の場で話してくれる先生がいらしたのかと思うと胸が熱くなった。
自分もこう熱く、自分が思ったことをやり続け、間違ったことは間違っている、やらなければいけないことはどんなに大変でもやる!と伝えられる医師であり続けたい。
私は慈恵医大を卒業し、京都大学に移り、7.8年間創薬の仕事に携わることになったのだが、創薬の中で様々なことを経験し、薬の有り難さ、創薬の難しさ、恐ろしさなど様々なことを感じるきっかけを得ることが出来た。
約3年前に新型コロナウイルス感染症が流行し、世界を席巻し、やがてそのウイルスに対するワクチンも開発され接種が始まった。
私たちのクリニックは、多くの内科医療機関がかかりつけ医でありながら、かかりつけの患者さんが発熱しても診療出来ない、診療しない姿勢をとったため、一般外来を早めに終了し、自分のクリニックで発熱外来を立ち上げることにした。そのため、国公立の医療機関に次いで、地域の診療所としてはいち早くコロナウイルスワクチン接種を受けることが出来た。私自身の考えでは、皆さんより早く打てて良かったという気持ちは全くなく、これから接種するであろう患者さんや一般の方のために、こんなワクチンでした、と伝える責務が医師にはあると思ったので接種することを決意した。コロナウイルスは元々怖いと感じたことがなかったので、嘘偽りなく、自分のためというより、これからの方の為にであった。
でもこれは京大で創薬に携わっていた時も全く同じなのだ。ボランティアの方や患者さんに投与する前に自分たちに投与して反応をみる、そんなことは当たり前なのだ、医療者、研究者としては。。。
そんな中、ワクチン接種が多くの方に広まるに連れ、副反応?副作用?の報告が増えてきた。それでも必要だと言い続けて多くの国や医療機関が接種を進めてきた。ワクチンは治療ではなく、予防で行うものなので、限りなく安全でなくてはならない。死亡者、国が接種による死亡と認定した15名(2022年12月現在)
の報告があっても、コロナウイルス感染症の危険性を訴え、ワクチン接種を現在もなお、行い続けている。
全てのワクチンを否定する意識もないし、コロナウイルスワクチンも全てやるべきでないと言っているのではない。でも、このワクチンの為に副作用が起こっているのではないか?と考え、本当に接種するべき人なのかを考えるべきではないのか?
たまに不勉強な医師は、何かのお薬を始めて、何かしら不都合がその患者さんに出現しても、薬の本の副作用の欄にその症状が掲載されていなければ、その症状はそのお薬のせいではないと言ってしまう。
でも本当にそうなのか?!
新たな症状の発見は当然あり得る。そうでなければ医学の発展などないのだから。
そんなことも知らずに創薬する人は誰もいない。
何か不都合が出現したら、そのお薬のせいではないのか?を真剣に考えるべきではないのか?!これはワクチンでも同じ。
自分の家族、自分の大切な人に本当に自信を持ってすすめられる医療をこれからもやっていきたい。