エコノミークラス症候群

もうすぐGW、旅行シーズン到来です。楽しい旅行中の長時間の移動が体に思わぬ悪影響を及ぼすこともあります。そこで今回は、エコノミークラス症候群についてご紹介します。

≪エコノミークラス症候群って何?≫

この病気は長時間、同じ姿勢で座ったままでいると、脚の静脈の血が流れにくくなり、膝の裏あたりの静脈に「血栓」(血の塊)ができる事があり、それによって起こります。

症状は軽い場合は、片側の足のむくみや痛みがあります。この症状はすぐにわかることもあれば、時間が経ってわかる場合もあります。重症例では、足にできた血の固まりが肺に詰まり、息が苦しくなり、胸の痛みを訴えて失神することがあります。足のむくみはわかりにくいですが、片足の膝の裏あたりが腫れて痛いというのが他の痛みとの違いです。

≪予防法≫

①水分補給

・1時間ごとにコップ半分ほどの水分やイオン飲料、ジュースを補給する。

・アルコールやコーヒーは、利尿作用があり脱水の原因となるので飲み過ぎないように注意する。

②足の運動

・1~2時間毎に席を立って少し離れたトイレへ行く。

・スペースを見つけ、軽く足の屈伸運動をする。

・時々足を伸ばし、血行が悪くなるので足は組まないようにする。

・座席では、かかとの上下運動を1時間に3~5分程度行う。

③その他

・ゆったりとした伸縮性のある衣服を着る。(ウエストなどを締め付けない。)

・睡眠薬は使用しない。

・長いフライトの前後は禁煙をする。

以上のことに気を付けて楽しい休日をお過ごしください。

受付 鷲巣

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