骨粗鬆症

先日、当クリニックで骨粗鬆症の治療薬の有効性について勉強会が行われました。

骨粗鬆症は骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。特に高齢者や女性では閉経後にホルモンのバランスが変化して骨粗鬆症になりやすいので注意が必要です。

わが国では高齢者が急激に増加しており、骨粗鬆症も増加していますが、治療が十分に行われていません。その背景には骨検診の受診率が低いこと、自覚症状がほとんどないため医療機関を受診せず診断と治療が遅れていることもあるようです。骨粗鬆症に対する正しい知識を持ち、自発的に受診することが大切です。そしてまた、日頃より骨のためにできることもあります。

バランスの良い食事、特に骨のために良いとされるカルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンKなど意識して摂りましょう。ウォーキング、ジョギング、スクワットなど重力のかかる運動や筋トレを習慣にしましょう。喫煙、過度のアルコール摂取も骨粗鬆症のリスクを高めます。糖尿病もリスクを高めるため、その他の生活習慣病予防という点からも以上の事は日頃より心がけるべきと勉強会を通して強く感じました。

検査 柿島

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