インフルエンザワクチンの中身について

10月に入り、当院でもインフルエンザワクチンの接種が始まりました。
ご存知のかたも多いと思いますが、一口にインフルエンザワクチンといっても
その中身は毎年少しずつ違います。
世界での流行状況からどのタイプがはやるのかをWHOが予測し、
それに基づいて日本の研究機関でも検討してワクチンのタイプが決定されます。
今年もA型とB型のインフルエンザウイルスからさらに内容が細かく違う各2種類、
計4種(4価)を含むワクチンが作られています。
流行の予測が外れたら? 
ワクチンとは違うタイプのインフルエンザに罹ってしまったら? 
と心配されるかもしれませんが、ワクチンの中身は細分化されているので、
その全部の型が外れることはめったにないのだそうです。
そのため予想が的中したウイルスに対してではなくても、
50~60%は予防効果があったと報告されています。

とはいえ、ワクチンはあくまでも重症化を防ぐためのものなので、
感染しないことが一番です。
うがい、手洗いを意識してこまめに行いましょう。

看護師 上原

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