こむら返り

突然襲ってくる筋肉の痛み。

夜中に飛び起きた経験のある方もおられるのではないでしょうか。

こむら返りは、自分の意図しない中で筋肉が突然収縮(痙攣)することで起こる症状です。好発部位はふくらはぎですが、足の裏や脛、腰や肩などにも起こります。

今回はこのこむら返りについてご紹介します。

原因)

まだ明らかになっていない部分も多いそうですが、脱水や体内のミネラルバランスの乱れが引き金となることはわかっています。

ミネラルの中でもカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムは神経の伝達や筋肉の収縮、弛緩に関与しています。

・脱水や冷えなどによる血行不良

・激しい運動による筋肉疲労

・加齢や運動不足による筋肉量の低下

これらによってミネラルバランスが乱れると、神経伝達がスムーズにいかず筋肉の伸縮を調節する腱紡錘の誤作動を引き起こし筋痙攣を起こしてしまうのです。

対策)

・運動中、就寝前の水分・ミネラル補給

・足が冷えないよう靴下やレッグウォーマーで温める

・就寝前の入浴、ふくらはぎや腿裏のストレッチ

・日頃の運動やバランスの取れた食事(特にミネラルやビタミンを多く含むものの摂取)を心がける

対処法)

・ひざ裏からふくらはぎをゆっくりと伸ばす

収縮した筋肉がほぐれて血行が促進され、ミネラルが必要な部分に行き渡ることで徐々に改善されます。

脛がつった場合は足の甲から脛を伸ばすようにしてください。

こむら返りは冬に多いと思われがちですが、夏のこの時期にも多く発症します。脱水、ミネラルバランス、そして冷房による冷えに気をつけることで予防することができます

また、こむら返りは大抵は一過性のものですが、甲状腺ホルモンの低下、糖尿病による神経障害など、背景に病気が潜んでいる場合もあります。頻繁に起こる場合などはどうぞご相談ください。

検査 杉山

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