山菜

春の訪れを感じさせてくれる食材の一つ、山菜。
山菜の多くは若い芽で、苦みやえぐみがありますが、この独特な苦みやえぐみの成分の正体は「ポリフェノール」です。
「ポリフェノール」は、体内で過剰に発生した活性酸素を除去したり、酸化を抑制したりする抗酸化物質なので、動脈硬化や生活習慣病の予防などにも効果が期待できるといわれています。
また、ビタミンや食物繊維を多く含んでいるものも多々あります。

[ふきのとう]
抗酸化作用のあるビタミンE、足のむくみ軽減や高血圧予防の効果が期待されるカリウムなどのミネラル、整腸作用をもたらす食物繊維も比較的多く含んでいます。

[たらの芽]
タンパク質やミネラル、ビタミンE、食物繊維などが豊富。
苦み成分の「エラトサイド」は芽の部分にだけ含まれると言われ、血糖の急激な上昇を抑えたり、アルコールの吸収を抑える効果が。

[わらび]
根からはでんぷんがとれ、わらび餅の原料に。
山菜のなかでも、ダントツでビタミンB2が豊富。
βカロテンも含まれています。

などなど。

美味しいと身体に嬉しいを同時に叶えてくれる山菜。
季節を感じながらじっくりと味わいたいですね。

看護師 上原

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