花粉症対策 /鼻うがい

花粉症の季節がやってきました。
既につらい症状がででいる方も多くいらっしゃると思います。

日本気象協会によると、2023年の花粉の飛散量は全国的に前シーズンより多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みだそうです。
東京でのスギ花粉の飛び始めは2/11と予測されていて、大量飛散が予想されるシーズンでは、飛散開始からごく短い期間でスギ花粉が急増してしまうそうです。

花粉症の症状を緩和するには、
・マスクやメガネの着用で抗原となる花粉の付着や侵入を防ぐ。
・うがい、手洗い、洗顔で付着した花粉を洗い流す。
・抗アレルギー剤の使用でアレルギー反応を緩和する。
などが基本です。

中でも鼻うがいは、普通のうがいでは届かない上咽頭という部分を洗浄できます。
この部分は花粉やウイルスが付着しやすい場所で、直接洗い流すことで花粉症や感染症の予防になり、粘膜を適度に湿らせる点も予防につながります。
効果的と思われる鼻うがいですが、間違った方法ではデメリットになりかねません。
・水道水で行うと刺激になってツンとする痛みがでたり、雑菌による感染のおそれがあります。
沸騰したお湯を37℃くらいに冷まし、濃度0.9%の食塩水を作って行いましょう。市販の鼻うがい液も有効です。
・上を向いて行うと中耳炎の恐れがあります。
下を向き、必ず片方の鼻ずつ吸い込むように行いましょう。

ご自身にあった正しい対策をして、つらい症状を緩和しましょう。

看護師 上原

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