暖冬と言われていた今年度の冬ですが、雪も降り、いよいよ冬本番となってきました。今の時期スーパーに行くとよく目にするのが干し柿です。保存食でもあり、とても栄養が豊富だということをご存知でしょうか?
干し柿はその名の通り、柿を干して作ります。柿を干すことによって水分が蒸発し、しわしわのよぼよぼになってしまいます。水分の蒸発とともに、柿にたくさん含まれていたビタミンCは減ってしまいますが、その代わりにβーカロテンとビタミンAが通常の柿より大幅に増えるため食べると血行が良くなり、胃腸も丈夫にしてくれると言われています。そして、干し柿は甘さが凝縮され、その甘さは砂糖の1.5倍にもなるそうです。また柿には食物繊維が多く含まれていますが、干し柿にすることでさらにUPします。しかし、柿に含まれるタンニンという成分は便秘になりやすい栄養素のひとつなので、食べ過ぎには注意しましょう。そして、一つあたり140カロリーという意外にも高カロリーなので、適量を食べることをおすすめします。一日一個程度を目安におやつとして取り入れてみてはいかかでしょうか?
検査技師 小池