最近、街中でタピオカドリンクを飲んでいる人をよく目にします。なかには行列のできるお店もあるほど、若者を中心に流行っているようです。モチモチとした食感がクセになるタピオカですが、飲み続けていると意外と太る食材でもあるのです。
◆タピオカとは?
そもそもタピオカとはキャッサバでんぷんを原材料として作られています。キャッサバとは芋の一種で、このキャッサバでんぷんを粒状にしたものがタピオカです。よくミルクティーに入っているブラックタピオカは、このタピオカにカラメル色素を加えたものを言います。モチモチとした食感が人気で、ポンデケージョや菓子パンなどにも配合されていることもあります。
◆意外と太る!タピオカの落とし穴
①タピオカは意外とカロリーが高い
芋が原料のタピオカはでんぷん質で、主成分は「炭水化物」です。ブラックタピオカ生100gには262㎉ものエネルギーを含んでいて、白米お茶碗約一杯(160g)とほぼ同じくらいのカロリーです。1杯くらい大丈夫と思って毎日飲んでいると、あっという間にカロリーオーバーになって太る原因になります。
②栄養素はほぼなし
主な栄養素はでんぷん質なので炭水化物は多く含んでいるのですが、その他の栄養素はほとんど含まれていません。カリウムや食物繊維は微量に含まれていますが、同量の白米と比べると、タンパク質もほとんど含まず本当にただの「炭水化物のかたまり」なのです。
③タピオカと一緒に飲むミルクティーなどもカロリーが高い
タピオカと一緒に飲むことの多いミルクティーにも、多くの砂糖が入っておりより高いカロリーになり、王道の「タピオカミルクティー」の組み合わせは実はオススメできないのです。また、タピオカも糖質でミルクティーも糖質のため、食物繊維をあまり含まない組み合わせです。血糖値の上昇も気になります。
◆タピオカを飲んでも太りにくくする方法
・なるべく小さめのサイズを選ぶ。
・トッピング(チョコレートソース、プリン、杏仁豆腐、アイスなど)はせず、ドリンクもシンプルなものを選ぶ。
・糖質量が多いので前後の食事で炭水化物を減らして調整する。
・タピオカを飲む前に食物繊維を含む食品をとっておく。(野菜など)
タピオカの良いところは、生クリームたっぷりのパフェやケーキ、アイスに比べると脂質が少ないというメリットもあります。ですが、ストローも大きくあっという間に飲めてしまうので、お茶代わりに毎日飲むというのはオススメしません。
タピオカは、ほとんど微量栄養素を含まないほぼ炭水化物だけの食品ですので、飲む際には食事でご飯を少し減らす、野菜や海藻類をとるなどして調整しましょう。
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